cultivate tachima

cultivate<カルチベート> 耕す、磨く、洗練する。みかんも人生も。

カルチベートの由来について

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カルチベート
【cultivate】カルチベート 
耕す、栽培する、磨く、洗練する、修める

などの意味がありますが、
農業的な意味合いばかりではなく

心を磨く。

人生を耕し、豊かにしていく。

そんな意味でもとてもステキで
アカウント名に決めました。

この言葉を知ったきっかけは

Twitterから。

太宰治の小説「正義と微笑」の
一節が紹介されていて
一瞬で大好きになりました。

ぜひ、読んでもらいたいので
その一節を記します☟

《勉強というものは、いいものだ。代数や幾何の勉強が、学校を卒業してしまえば、もう何の役にも立たないものだと思っている人もあるようだが、大間違いだ。植物でも、動物でも、物理でも化学でも、時間のゆるす限り勉強して置かなければならん。日常の生活に直接役に立たないような勉強こそ、将来、君たちの人格を完成させるのだ。何も自分の知識を誇る必要はない。勉強して、それから、けろりと忘れてもいいんだ。覚えるということが大事なのではなくて、大事なのは、カルチベートされるということなんだ。カルチュアというのは、公式や単語をたくさん暗記している事でなくて、心を広く持つという事なんだ。つまり、愛するという事を知る事だ。学生時代に不勉強だった人は、社会に出てからも、かならずむごいエゴイストだ。学問なんて、覚えると同時に忘れてしまってもいいものなんだ。けれども、全部忘れてしまっても。その勉強の訓練の底に一つかみの砂金が残っているものなのだ。これだ。これが貴いのだ。勉強しなければいかん。そうして、その学問を、生活に無理に直接に役立てようとあせってはいかん。ゆったりと、真にカルチベートされた人間になれ!これだけだ、俺の言いたいのは。』

子どもから

「なんで勉強するの?」

と聞かれたら
読んで聞かせてあげたい文章でもあります。
国語の教科書に採用してほしいほど!

この言葉を[みちしるべ]にして
これからも学び続け、
農業に励んでいきます。

正しい発音は
「カルティベート」
なのだと思いますが
この文章を読んで射抜かれた私は
太宰が使ったままの
『カルチベート』を使います。

みなさんの好きな言葉はなんですか?